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この記事は2023年3月30日に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

坂出市本町「四谷シモン人形館 淡翁荘(たんおうそう)」不可思議な球体関節人形と登録有形文化財

坂出市本町 四谷シモン人形館 2階 洋間

今回は坂出市本町にある「四谷シモン人形館 淡翁荘」をご紹介します。
外観からは想像もつかないくらい異質の空間で、世界でこの場所にだけ四谷シモンの人形が23体常設展示されています。

地図だとこちら↓↓↓

四谷シモン人形館 淡翁荘について

坂出市本町 四谷シモン人形館 淡翁荘 外観

昭和11年に淡翁・鎌田勝太郎が迎賓館として建築した鉄筋コンクリート壁構造2階建の洋館。1階は和室中心で約141平方メートル(42.7坪)、2階は洋室中心で約125平方メートル(37.8坪)。施工は当時の「合資会社清水組大阪支店」。従来は周辺の木造住宅と連続して使われていたが、老朽化したため早川正夫建築設計事務所(東京)の設計監理で1階管理部分約50平方メートル(15.2坪)を増築し、独立建物に改修したもの。2014年12月に登録有形文化財となる。

引用:四谷シモン人形館 淡翁荘

館内の様子

「ルネ・マグリットの男」

坂出市本町 四谷シモン人形館 人形 ルネ・マグリット

昭和初期に建てられた洋館の玄関をくぐると、まず出迎えてくれるのが「ルネ・マグリットの男」です。体の大きさや黒い服・黒い帽子の容貌で少し恐怖を感じるくらいの存在感です。
1970年日本万国博覧会(大阪万博)に展示された人形です。当時は15体が並んで展示されていたとのこと。現在確認されているのは人形館のものも含め4体のみ。過去には何でも鑑定団に出たこともあります。

館内と人形達

坂出市本町 四谷シモン人形館 人形

坂出市本町 四谷シモン人形館 暖炉 タイル

1936年に建てられた淡翁荘は1階が和風座敷、2階に暖炉を構えた洋間があり、随所に展示された人形の雰囲気と相まってとても現代とは思えない不可思議な空間になっています。トイレの中、部屋の中、金庫の中など扉の向こう側に隠れている人形もあります。暖炉に貼られたタイルは京都の職人さんが1枚1枚焼いた作品です。
感動しながら見ていると場所によってはビックリさせられる場所もいくつか用意してあるので、1人でも複数でも楽しめると思います。

坂出市本町 四谷シモン人形館 館内 照明

坂出市本町 四谷シモン人形館 館内 寄木張り 天井 漆喰

モダンな照明器具や寄木張りの床・漆喰の繰型天井は当時の大工職人さんが手作りで制作しました。他にも暖炉・電気ストーブ・布壁など高価な調度品が多く並んでいるので建物だけでも見処はたくさんあります。

駐車場

坂出市本町 四谷シモン人形館 駐車場

GoogleMapより

JRの高架沿いを東向きに行き香風園の看板を北に曲がると、鎌田醤油直売所の駐車場があり、その駐車場の一番奥に四谷シモン人形館の駐車場があります。

今回は「四谷シモン人形館」を紹介しました。坂出駅から歩いて5分の場所で現世とかけ離れた異空間を感じれる場所があるとは驚きですね。
開館日は金・土・日の10:00~16:00のみとなってます。入館料は500円(税込)です。

◇ 四谷シモン人形館
所在地:〒762-0044 香川県坂出市本町1丁目6-35
開館日:金・土・日
開館時間:10:00~16:00
入館料:500円(税込)
お問い合わせ:0877-45-1111
駐車場:あり
関連リンク:四谷シモン人形館 淡翁荘 公式サイト

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