坂出市新浜町「久米翁の汐見場等」の角山を登ってきた!ついでに周辺も紹介。現代でいうコンサルの生業もやってた人物登場【動画あり】

坂出市新浜町 角山山頂

今回は坂出市新浜町、角山周辺のおすすめスポットということで、久米翁の汐見場、温泉記念桜の碑をご紹介します!

坂出市新浜町周辺

角山登山口

坂出市新浜町 角山登山道入口

角山は坂出市の市街地の西に位置し、登山口は坂出駅から車で約5分程度のところにあリます。登山と聞くと、インドア派の筆者は登る前から筋肉痛を予感してつい身構えてしまいますが、角山の標高は184mで、地元のお年寄りも健康のためによく登っているということなので、気楽にいきましょう気楽に。

坂出市新浜町 角山温泉記念桜の碑

登り始めて5分くらいのところに「温泉記念桜の碑」という石碑を発見。よく見ると石碑の奥に古びた建物が見えます。もしかして建物の中に昔は温泉があったのでしょうか?この時点で早くも息が上がってきてるので、温泉があったら入りたい気分です・・・。この山道の階段、整備されていて幅広で一見なだらかなんですが、見た目以上に筆者の体は傾斜を感じているようで、段々と足が上がらなくなってきました(汗) いや、気のせいですよね、ええきっと気のせい。

久米翁汐見場の碑

坂出市新浜町 久米翁汐見場の碑
やっと見えてきました、ちょうど山の中腹くらいにある「久米翁 汐見場(くめおきな しおみば)の碑」です。久米通賢が坂出の街を一望したと言われる場所に建てられています。この先は徐々に傾斜がきつくなるようなので、ベンチに腰掛け景色を眺めながらしっかりと休憩をとりました。

久米通賢とは

さて、ここで久米翁--久米通賢(くめつうけん)とは誰ぞや、というお話をしておきますと、通賢は香川出身の江戸時代の発明家です。発明家というと現代ではあまりイメージが浮かばないかもしれませんが、彼は洋学者、測量家としても名高く、あの日本地図を作製した伊能忠敬よりも早く実測地図を作っており、実際に伊能忠敬一行が讃岐国の測量に訪れた際に、通賢も協力したと伝わっています。
そんな彼の多才ぶりを耳にした高松藩のお殿様からお声がかかり、当時財政難で傾いていた藩の財政再建という、現代でいうところのコンサル業をオファーされます。ううーん、発明やら測量やらしていた技術畑の人にいきなり財政アドバイスって、だいぶ無茶ぶりでは・・・、などと凡人の筆者は思ったのですが、そこで通賢が提案したのが塩田開発--のちに讃岐の三白と呼ばれ、国内生産量の3分の1を占めるまでになった坂出の塩業です。うーん。やっぱり頭のいい方って、あらゆる方面において目の付け所が違うんですねぇ。
しかしこの塩田開発、順風満帆というわけでなく、財政難のために手掛けた工事が財政難ゆえに途中工事資金が捻出できず、あわや計画自体が頓挫しかけます・・・そんなにお金なかったのかよ高松藩・・・。ところが通賢自身が私財を投じてなんとか工事を継続させ、完成にこぎつけたのだそうです。聡明なだけでなく、その人柄の良さが偲ばれますね、通賢さん。

坂出市新浜町 久米翁汐見場からの景色

通賢さんの歴史を知ってから改めて眼下の景色を見ると、また違って見えてきますよね。枯れ木や雑草がにぎやかで一望、とは言い難いですが・・・通賢さん、どんな思いで坂出の街を眺めていたのでしょう。それにしても、お年寄りが散歩がてらに登ってるって本当ですか!? ※筆者の日頃の運動不足が露呈してるだけです。

角山山頂

坂出市新浜町 角山山頂からの景色
やっと!・・・やっと山頂ですよ。時計を見ると30分程で山頂に着きましたが(体感1時間)長かった、遠かった・・・。そんな苦労も山頂からの絶景を眺めると吹っ飛びます!北は瀬戸大橋、南は讃岐富士を見ることができますよ。アウトドア派のカップルにはデートコースとしてもおススメしちゃいます!日頃運動不足の方は何より自分自身の体力と正直に向き合ってからにしましょう(切実)。

「KBN×まるごと中讃つーしん」コラボ動画

情報を網羅する人気サイト「まるごと・中讃つーしん (まるちゅー:旧 丸亀つーしん)」 と、坂出・宇多津のケーブルテレビ局「KBN」、そして坂出・宇多津のコミュニティFM局の「エフエム・サン」がコラボをして動画内でさらに詳しくご紹介しています!!
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◇ 角山
所在地:〒762-0047 香川県坂出市新浜町6-6
関連リンク:坂出市公式サイト

記事へのコメント
1件のコメント
私の実家周辺になります。日の出うどんもあり温水プールもあります。角山から見える瀬戸大橋が好きでした。坂出市で猫ちゃんのYoutubeしています。
2025-04-25 10:12