宇多津町坂下西の「聖通寺」に行ってきた。海から引き揚げられた石仏さまとは?

宇多津町坂下西 聖通寺

今回は宇多津町坂下西周辺のおすすめスポットということで、聖通寺をご紹介します!

宇多津町坂下西周辺 聖通寺

本堂

宇多津町坂下西 聖通寺 本堂

奈良時代創建の真言宗の寺で、讃岐33観音霊場第31番札所です。
国指定重要文化財の「木造千手観音立像」のほか、県・町指定の多くの文化財があります。

引用元:宇多津町観光協会公式サイトより

この本堂は江戸時代初期のものだそうで、高松藩初代藩主、松平頼重公により再建されたそうです。実はこの頼重公、以前の本妙寺の書状でもご紹介した、あの水戸黄門さまこと徳川光圀のお兄さんなんですよね。思わぬところでそんな繋がりが・・・としみじみと見上げてしまいます。

石造薬師如来坐像

宇多津町坂下西 聖通寺 沖薬師如来像
ちなみにこちらで祀られているご本尊は、沖の薬師(沖薬師如来)と呼ばれていて、これは平安時代になり、廃れていた聖通寺を理源大師が再興した際、地元の漁師さんが海から引き揚げた網から如来像が見つかり、石の肌にはフジツボが付いていたことからそう呼ばれているんだそうです。これはもはやロマンというより壮絶なドラマ・・・。もし石仏さまがお話できるなら「いやぁ、あの時は本当に大変だったんだよー」とか衝撃体験を語ってくれそうです。

木造千手観音立像

宇多津町坂下西 聖通寺 木造千手観音立像
こちらの観音堂の千手観音像は平安時代に弘法大師空海によって納められたそうで、国の重要文化財にも指定されています。こういう仏像を見るたびに「(弘法大師は別格にしても)昔のお坊さんって、信仰心だけでなく職人レベルの技術を持っている人が、日本全国にあちこち居たんだなー」と感心してしまいます。この千手観音像、42本の腕をお持ちなんだそうですが、厳しい修行の合間を縫って一体何年がかりで完成されたんですかね?私なら途中で「しまったー!42本で設計したのに、39本しか付けられない!どうしよう?これイケるかな?ばれるかな?」とダメ元で奉納してお師匠さんとかにめっちゃ怒られそうですけど。

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今回ご紹介した聖通寺がある聖通寺山は山頂に展望台があり、日本夜景遺産にも選ばれています。瀬戸大橋、瀬戸内海が見渡せる絶景スポットで恋人の聖地としても人気なので、お参りしてそのまま山頂までドライブというのもいいですね。山頂から海を眺めながら「あのあたりから石仏さまが引き上げられて・・・」とぜひカップルで妄想してみましょう。

◇聖通寺
住所:〒769-0226 香川県綾歌郡宇多津町坂下2805
電話番号:0877-49-0128
関連リンク:宇多津町観光協会公式サイト
※掲載情報は記事作成当時のものです。

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