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この記事は2020年2月9日に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

富士見町沖の無人島の住所は、丸亀市何町なの?【まるつークイズ】

皆さんは、富士見町沖に浮かぶこの無人島をご存知でしょうか?

富士見町沖合の無人島

これが今回の最初のクイズです。

この島の名前は何?

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    こんなすぐ近くに島があることを、富士見町の皆さんと釣り人の皆さん以外は意外とご存知ない方が多いんですよね。バックに瀬戸大橋も見えて、なかなかのビューポイントなんですが。
    ちなみにランゲルハンス島は膵臓の中にあるやつですので、膵臓がある皆さんはお持ちのはずです。

    地図だと場所はここです。ランゲルハンス島じゃなくて上真島のね。↓↓↓

    さてこの上真島ですが、私が以前何かの本で読んだ時、意外な町名だったのを覚えています。

    そこで第2問。

    上真島は何町に属しているでしょうか?

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      4番はおふざけ枠だと思った人、残念でした!
      ええーっ!土居町からはだいぶ離れてるやん!と、思われたことでしょう。私も思いました(笑)
      一応weblio辞書の島嶼名辞典で調べてみると、しっかり土居町と記載されています。

      上真島 住所

      weblio辞書公式サイトより

      でも、「ほんまか?」という疑問が拭い切れなかったため、丸亀市市民活動推進課のYさんに問い合わせいてみたところ、「まるつーに載るなら嘘をお伝えするわけにはいかない」という信念のもと、ものすごく念入りに調べていただけました。

      結果、「確かに県の統計年鑑をもとに作られている市発行の統計書の中では、上真島は土居町所属ということになっています。しかしですね、平成17年3月22日発令の市の条例上では、上真島は丸亀市上真島で独立してるんですよ。うーん、これでははっきりどっちだとは言えないので、税務課に確認してみますね」との返答でした。

      しばらく待っていると、今度は丸亀市税務課のIさんから電話が。「記事にされると聞いて調べましたよ、まるつーさん!登記簿謄本上では、上真島は丸亀市上真島で、土居町ではありません!

      なんだってー!

      市役所の皆さんのまるつーに載ることに対するただならぬ情熱にも驚きましたが、その情報が本当なら、上の問題で嘘をついていたことになります。正確には、上真島はかつて何町に属していたでしょう?でした。

      では、いつどこで土居町から独立したのでしょうか?今度は市立資料館のOさんに聞いたところ、「角川書店発行の『角川日本地名大辞典』によると、昭和54年に土居町から独立して丸亀市上真島になったそうです」とのこと。意外と最近やーん。
      ついでに「上真島に人が住んでいたことはあるの?」と聞いてみると、「『西讃府志』という江戸時代の地誌によると、「人家なし。松が茂っているのみ」と書かれていますので、少なくとも江戸時代後期以降は人が住んでいないのではないでしょうか」との回答でした。
      これについては地元の人にも聞いとこうか、ということで、「明倫の里(城北コミュニティセンター)」に問い合わせてみると、「⚫⚫がよっけおるゆうんは聞くけんど、人が住んどったゆう話は聞いたこと無いなあ」とのことで、やはり江戸時代後期以降は人は住んでないみたい。

      ということで、次の問題はこちら。

      上真島によっけおる(たくさんいる)と言われているのはなんでしょう?

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        これを聞いて絶対に行きたくなくなりました。こう見えて私はおとっちゃま(臆病者)ですからね!
        このように、長い間人が住んでいた形跡のない上真島ですが、てっぺん付近には龍神社蛭子社弁天祠があり、信仰の対象として人が出入りしていた形跡はあるのだそうです。もしくはセーブポイントかな?高レベルの蛇がワラワラ湧くのでレベル上げに適した場所なのかも知れません(適当に読み流してください)。
        今回はこれ以上詳しくは掘り下げられませんでしたが、なかなか興味深い島ですので、まるつーが大きな組織になった時には(蛇に強い)調査隊を派遣したいと思います!

        さて、既にお気付きの方もいらっしゃると思いますが、「上」があるなら「下」があるのが世のならいでして、丸亀沖には当然「下真島(しもましま)」も存在します。
        地図だとこちらです。↓↓↓

         

        下真島と今治造船

        実際の姿はこんな感じ。「今治造船」の真横にある島です。

        では、本日最後の問題。

        下真島は何町に属しているでしょうか?

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          現在はほぼ昭和町と陸続きの下真島ですが、埋立地の昭和町がなかった頃のことを考えると、金倉川の河口で中津町の沖合にあると言われれば、何となく納得できる感はあります。少なくとも上真島の土居町よりも。

          下真島

          今は下りられなくなっていますが、昔は堤防からはしごが下がっていて、干潮時は自由に島へ行けるようになっていました。知る人ぞ知る潮干狩りスポットで、私も小学生の頃は毎年自転車にバケツとスコップを積んで下真島まで潮干狩りに出かけたものです。人もまばらで、密漁感にワクワクしたものでした。

          下真島上陸記念

          下真島のゴミ投棄

          この2枚は、10年ほど前に上真島に上陸した時の画像です(デジカメでもいっぱい撮ったのに、携帯画像しか残ってなくてすみません)。昔は潮干狩りもできた綺麗な砂浜だったのに、この時はゴミの不法投棄が酷かった記憶が。ブラウン管テレビがゴロゴロ転がっていました。ご覧の通りバイクもね。当時は誰でも真横まで車で入れましたが、現在は入れなくなっており、堤防周辺も綺麗に整備されていました。

          下真島は現在も中津町ですので、もしここに家を建てたら、昭和町の隅っこにある中津町の家になります。誰が土地を持っているのかは存じ上げませんが、試してくれません? ちなみにこっちに蛇がよっけおるかどうかは不明です。同じ中津町内でもセーブポイントまでだいぶ距離がありますから、何かを討伐に行く際は回復アイテム持参でお願いします(笑)

          中津町のセーブポイントについてはこちらから。↓↓↓
          中津町の予讃線沿いにセーブポイントあらわる【小ネタ】

          取材協力:丸亀市市民活動推進課、丸亀市税務課、丸亀市立資料館、城北コミュニティセンター