コスモ不動産の1日インターンシップに地元高校生が体験してきた!のっつー社長の野望とは!?

丸亀市中府町 コスモ不動産

中讃地区で賃貸物件を探したことがあるなら、丸亀市中府町にあるコスモ不動産のお世話になった方も多いはず。
我々まるつー取材班も、日常的に中讃地区をくまなく回っていますが、どこへ行っても「アパマンショップ」と書かれたコスモ不動産の青い看板を目にします。それくらい地域に密着した不動産会社であると言えますが、実際のところどんな業務内容なのかは謎だったりしますよね。

アイデアマンとして名物社長である「のっつー」こと野津靖生さんが、最近も何やら新しい事業を計画している、という噂がチラホラと耳に入ってきています。

共育型インターンシップ

そんなコスモ不動産では、共育型インターンシップという取り組みを行っています。
従来の企業主導型のインターンシップと違い、受け入れ先の企業人と学生が互いの視点から学びを得ることを目的とし、新たな価値観を見出すことで、共に成長できるというもの。
インターンシップ生が実際に働いた経験や、のっつー社長へのインタビューを通して得た知見からビジョンマップを作成し、社員の前で発表。それを聞いた社員たちも、学生たちから得た新たな気づきを業務に活かしているのだそう。

ビジョンマップ?何それ?

という話はさておき・・・(後ほど説明します)。

とある夏の日、市内の飯山高校から2人の共育型インターンシップ生がコスモ不動産に来て、のっつー社長自ら質問に答えたり昼食をともにするらしいという噂を聞きつけ、その様子を取材してきました。もちろん、「我々が聞きにくいようなことも、高校生なら遠慮なく聞いてくれるのでは?」というオトナの魂胆が見え隠れしています(笑)

インターンシップ生の1日、大公開!

実はこの日は2日目で、初日はそれぞれ別の現場でスタッフとの顔合わせや業務のレクチャーなどを受けた2人。例のビジョンマップとやらを制作し、最後にスタッフたちの前で発表するのがこの日の目標とのこと。
曖昧なまま話を進めるのも良くないので、ここで「ビジョンマップとは何ぞや?」と担当の亀井さんに聞いてみました。

亀井さん

ビジョンのマップ、つまり「未来の地図」のことです。目指す未来の理想像を、写真やイラスト、言葉などで視覚的に表現していただきます。まだ将来のことは分からない、という時は、これまでの心に残っている経験でもいいんです。そういう経験の積み重ねが、理想的な未来像に繋がります。大事なのは、その目標達成に向け、自分がどういう計画を立て、行動していくか。そのためのモチベーション維持にとても役立つツールなんですよ。

う〜ん、人生後半組の私も今からビジョン立てられるのか!?

果たして2日間のインターンシップで、彼女たちの目標や未来像にどのような変化が生まれるのか? また、のっつー社長がコスモ不動産の未来ビジョンをどのように描いているのかも気になるところですね。
ちなみに私、「未来の地図」といえば「あいのり」を思い出す世代ですが、当時思い描いていたビジョンとは全く別の人生を歩んでいます。ビジョンマップを作らなかったからかもしれません(汗)

話をインターンシップ生の1日に戻します。
メインはビジョンマップ作りですが、インターンシップですから、当然スタッフの1人として会社の業務にも取り組んでいただきます。
実際、朝の清掃や朝礼から始まり、昼休みにはのっつー社長や社員の皆さんと一緒に昼食を食べ、午後は実際に賃貸物件探しを体験、スタッフの案内業務にも同行しました。

朝の清掃

丸亀市中府町 コスモ不動産 朝の清掃

会社で学生さんが掃除している様子がなんとも新鮮です。

朝礼

丸亀市中府町 コスモ不動産 朝礼

ホームルームとはまた違った緊張感がありそうです。

ランチタイム

丸亀市中府町 コスモ不動産 昼は社長・スタッフとお弁当

職員室で食べてるような感覚に近いのかも!?

お部屋探し

丸亀市中府町 コスモ不動産 お部屋探し

特に卒業後は一人暮らしも考えているという高校生は賃貸物件探しに興味津々。ちょっと格安家賃の築古物件と、家賃はアップするけど床暖房完備の築浅物件を候補に挙げていました。

現地見学

丸亀市中府町 コスモ不動産 現地見学

実際にスタッフさんに案内してもらい、「どちらかといえば築浅の方が好きだけど、築古の方も思ったより綺麗で迷う」「モニターで間取りを見た時よりも、実際に物件を見たら広く感じる」などと驚きの声を上げていました。
スタッフのお姉さんも、「一人暮らしの際は是非コスモ不動産でお部屋をお探しください」としっかり営業していましたよ。

のっつー社長に聞く! 未来へのヒントとコスモ不動産の描く夢

午前中の目玉は、共育型インターンシップの理念そのものである世代間交流。そう、学生からのっつー社長へのインタビューです。
2日間の仕事を通して浮かんだ素直な疑問を学生たちからぶつけられることは、のっつー社長にとっても毎回気づきがあって楽しみな時間なのだとか。
それでは、当日のやりとりをご紹介いたします。果たして特ダネはあるのか!?

丸亀市中府町 コスモ不動産 のっつー社長インタビュー

今までで一番苦労したことは?

25年前に父が作ったこの会社の跡を継ぎましたが、銀行員からの転職で右も左も分からない状態でした。仕事の基礎を父親から教わることなく、見よう見まねだったり、他の人から教えてもらいながら仕事を進めたため、何をやるにもとても時間がかかりました。
私が引き継いだ頃のコスモ不動産は全く知名度がありませんでしたし、顧客に話を聞いてもらうこと自体が困難でしたね。一番の苦労はそこだったかな。

仕事のやり甲斐は?

人から喜んでいただけること。
最初は知名度が無かったので、昼夜を問わずがむしゃらに働きましたが、それは全然苦痛じゃなかった。なぜなら、街全体をデザインし、変えていける不動産業という仕事が好きだったからです。
結果がついてくると、お客さまや地域の皆さん、そして共に頑張ってくれるスタッフの皆さんに喜んでいただけると。それがやり甲斐に繋がっています。

会社のトップとしてこの仕事に携わることで、野津社長の中での変化は?

変わったことは2つあります。1つ目は、この仕事を天職と思えるようになったこと。銀行マンになるために勉強をしていて不動産業には興味が無かったですね。後に不動産業をやることになりましたが、これが大変だけど面白くて、やり甲斐も感じられたんです。始めてから7、8年経った頃、お客さまから「コスモ不動産に頼んで良かった」と聞いて、この仕事をやるために生まれてきたんだと思えるようになりました。
もう1つは、リーダーとしての働き方の変化ですね。もともとは、1人で全部やるタイプでして、人に任せるより自分でやった方が早いという考えで、社員に任せることができなかったんですね。規模が小さいうちは良かったんですが、やがて壁にぶつかり、そこでようやく「1人でやれることには限りがあるし、自分の力はたかが知れている。周りの皆の力を合わせた方が世の中のためになる」という考えに変わりました。

野津社長の今後の目標は?

仕事を離れた個人的なことを言えば、子育て中の親の立場として、まず子どもたちの将来のことを考えてしまいます。
我が子はもちろんのこと、皆さんも含めた地元で暮らしている子どもたちが、ずっと安心安全に住み続けていける街にしたいですね。具体的には、会社として取り組んでいる目標と被ってしまうところもあるのですが……。

では、コスモ不動産の目標は?

ひと・まち・くらしを輝かせる」です。
社員一人ひとりが、自身の持つ能力や可能性を最大限に発揮できるよう支援すること。(ひと)
不動産業を通じて、新しいお店や街並みを作り、丸亀という街全体を「住みたい」「住みよい」と思えるように輝かせること。(まち)
弊社のアパートやマンションに住む皆さんはもちろん、その街で生活を営む人々が、いきいきと幸せに暮らせるような場所を実現すること。(くらし)
一朝一夕には達成できないので、長期的な視点で、10年、20年をかけて実現を目指すものだと思っています。

丸亀市中府町 コスモ不動産 質問する真鍋さん

その目標に対する具体的な取り組みは?

多角的な事業展開を行っています。例えば、農業法人の設立です。私自身が農家の生まれで、幼い頃から手伝いをしていたので、いつかは農業をやるんだと思っていました。
日本は食料自給率が非常に低く、危機感を抱いています。不動産の面でも放置される耕作放棄地の増加といった社会課題があり、これは弊社の使命だと思って立ち上げたんです。やってみて、農業は儲けに繋がりにくい産業だとよく分かりましたが、お金よりも食べ物ですよ!子どもたちが安心して食べられるように継続していく予定です。
他にも、丸亀駅北側から島しょ部にかけての活性化プロジェクトでは、丸亀駅北側にホテルや飲食店などを出店したり、空き家が増えている本島で古民家を再生した飲食店や宿泊施設、コワーキングスペースなどを作って、「丸亀って終わっとるな」というイメージから、「丸亀って発展しとるやん」と興味を持ってもらえるようになればと思っています。
まずは、駅北側に空き店舗を使って気軽にお酒が飲めるビアスタンドを作りましたので、今はダメですけど20歳になったら是非利用してくださいね(笑)

最後に、野津社長が思う「高校時代にやっておいた方がいいこと」は?

人生を長い目で見て、後悔しないように時間を過ごすことが大事ですね。
もしもやりたいことが決まっているのなら、それに対して一生懸命打ち込むこと。「私は楽しく過ごしたいし」というのなら、遊びと勉強を同じくらいの熱量で取り組みましょう!
私自身、高校時代は将来の夢に向かって情報ビジネスの勉強をしていましたが、今役に立っているかと言われると微妙ですが、あの時勉強したことで切り拓かれた道を辿った結果、現在の充実した仕事に繋がっていると思っています。もし高校生に戻れるとしても勉強だけはやりますよ。そうすれば、どんな道を辿ることになっても理想的な未来への選択肢の幅はグッと広がるはず。
社会に羽ばたいて、キラキラした大人になったお二人と再会できることを楽しみにしています!

思惑通り(笑)、具体的な取り組みについて聞き出してくれたお二人、超グッジョブです!

ちなみに、コスモ不動産が手掛けた丸亀市福島町のビアスタンドの記事はこちら↓↓↓
丸亀市福島町 Kyufuku Beer Stand 外観JR丸亀駅北口に「Kyufuku Beer Stand」が2ヶ月限定でオープンしてる!ふらっと立ち寄れる週末ビアスタンド

ここで将来、お二人とのっつー社長が再会し、丸亀の未来を語り合う姿を想像するとワクワクしますね!

ビジョンマップ完成!

インターンシップの全工程を終え、お二人が作成したビジョンマップはこちら!
それぞれの感想とともにご紹介します。

真鍋さんのビジョンマップ

丸亀市中府町 コスモ不動産 真鍋さんのビジョンマップ

真鍋さん
やりたいことをビジョンマップに散りばめました。
靴が好きなので、お気に入りのシューズに囲まれて暮らしたい!目につくところに貼ってモチベーションを上げたいと思います。将来は美容系の仕事に就きたいので、大好きなネイルのことも書きました。
コスモ不動産は賃貸だけかと思っていたけど、いろんな仕事を手掛けていて驚きました。飲食系の仕事にも興味があるので、お昼に食べたお弁当も自社の系列店で作られていると知りビックリ。
野津社長からいただいたアドバイスを将来に役立てていきたいです。

坂下さんのビジョンマップ

丸亀市中府町 コスモ不動産 坂下さんのビジョンマップ

坂下さん
楽しかったゴールドタワーのソラキン、美ら海水族館、アメリカや大好きなひまわり、そして漫画家になりたいという将来の夢をイラストとともにデザインしました。
インターンシップを通して、1つの会社でもやっている仕事は一人ひとり全然違うということがよく分かりました。
漫画家の他に農業系の仕事にも興味があり、どっちを選ぶか迷っているのですが、野津社長から「自分が作った農作物のパッケージデザインができたら素敵だね」という話を伺い、両方をいっぺんに叶える道もあることを教えていただき、目からウロコでした。
今回の経験を機会にもっといろんな人とコミュニケーションを取り、どんどん見聞を広めていきたいです!

ちなみに、真鍋さんの話に出てきたお弁当は、コスモ不動産が手掛ける本島プロジェクトの一環として今秋オープン予定の「キッチンうみで作られたもの。
本島の漁師飯が食べられるお店で、この日のお弁当にはカマスの一本焼きが入っていました。

丸亀市中府町 コスモ不動産 カマスの一本焼き弁当

地産地消のお弁当を食べながら、のっつー社長や飯山高校の先輩スタッフから聞いた話は、きっと今後の糧になることでしょう。
コスモ不動産が注力している丸亀市内のにぎわいづくりについては、今後もまるつーで紹介していきますので、どうぞお楽しみに!

◇ コスモ不動産 丸亀店
住所:〒763-0033 香川県丸亀市中府町3丁目1番1号コスモスクエアビル1F
電話番号:0877-25-0856 / 0120-34-8000
営業時間:10:00~18:00
定休日:水曜日、年末年始、GW、お盆
駐車場:あり
関連リンク:コスモ不動産公式サイト
関連リンク:コスモ不動産公式Instagram

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