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この記事は2022年10月1日に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

坂出市沙弥島「愛恋無限、遊歩道 長崎鼻」万葉の叙情歌人『柿本人麻呂』の歴史に触れる②【動画あり】

坂出市 沙弥島

今回は前回に引き続き、讃岐を訪れ歌を詠んだ万葉の歌人「柿本人麻呂」の歴史に触れ、坂出市沙弥島の「愛恋無限、遊歩道長崎鼻」をご紹介します。美しい景色と情緒溢れる歴史を直に感じることができる魅力ある沙弥島をお楽しみ下さい。

地図だとこちら↓↓↓

柿本人麻呂について

柿本人麻呂は、西国に朝廷の使者として赴き、讃岐国の中の水門 (現丸亀市金倉川河口付近) から船出して都へ向かう途中、風波を除けるために狭岑島 (沙弥島) に立ち寄りました。
ここで、たまたま海岸の岩の間に死者を見つけました。
その時詠んだ歌が地元で親しまれる「玉藻よし・・・」で始まる長歌があります。
人麻呂と坂出の縁がここで生まれ、沙弥島が「万葉の島」とも呼ばれる由縁です。

引用:坂出市観光協会サイトより

沙弥島と文学について

坂出市 沙弥島

島内には、主要な史跡などをめぐる快適な遊歩道なども整備されています。 瀬戸内の四季の風光を満喫しながら、ゆったりとこの万葉の島ならではの歴史文学ウォーキングを楽しむことができます。

沙弥島はかっては坂出港の沖合約4kmに浮かぶ、東西160m、南北930mの小島でした。
昭和42年(1967年)番の州埋立事業で陸続きになりましたが、今でも『沙弥島』と呼んでいます。
万葉集の歌聖としてあがめられた柿本人麻呂が詠った島として『万葉の島』ともいわれ、文学愛好者たちも多く訪れる場所となっています。

引用:坂出市観光協会サイトより

文学碑「愛恋無限」

沙弥島 愛恋無限

沙弥島 愛恋無限

坂出市出身の作家・中河氏は、小説『愛恋無限』の最終舞台を沙弥島に選びました。この小説は昭和10年12月から昭和11年4月まで、朝日新聞に連載された不朽の名作。愛と無限の美をたたえているが、中河氏が幼少の頃たびたび訪れたこの島での人麻呂の事跡と人間愛に深く感銘していたからでしょうか。 碑は昭和52年の建立。庵治石で高さ1.2m。谷口吉郎氏によってギリシャ神殿風に設計され、碑面(愛恋無限)の備前焼陶板は、人間国宝・藤原啓氏の作であります。

引用:坂出市観光協会サイトより

沙弥島オソゴエ浜の一角の木陰の下にひっそりと立つ文学碑「愛恋無限」と対照的に振り返ると壮大な瀬戸大橋が目の当たりに出来る景色が対照的でした。

沙弥島展望台

沙弥島 展望台

沙弥島 展望台からの景色

ナカンダ浜からさらに奥に波打ち際の石垣を進むとオソゴエ浜へ抜ける途中に展望台に上がる階段があります。階段を上がって見渡す景色は、瀬戸内海の島々や瀬戸大橋が一望でき、足元には瀬戸内海の波打ち際から聞こえる波音で心を癒してくれます。

遊歩道 長崎鼻

沙弥島 遊歩道

沙弥島 遊歩道 長崎鼻

沙弥島 遊歩道 長崎鼻からの景色

沙弥島の北西の丘陵の先端の長崎鼻には弥生時代後期の埋葬墓があります。この石棺は、昭和61年の遊歩道工事に伴い発見されたもので平成8年に内部調査が実施されたそうです。石棺幅約60センチ、長さ約1.9メートルで主軸は南西方向に配置されています。北東壁が40センチと狭くなっていることから埋葬者の頭部を南に配置したものと考えられます。その他にも沙弥島では数多くの遺跡が点在しています。

場所

沙弥島 マップ

バスでお越しの方は、JR坂出駅から坂出市営バスで約15分、沙弥島万葉会館のバス停を下車し、歩いて5分程度です。

※2017年4月より沙弥島ナカンダ浜等でのバーベキューや花火、焚き火等火器の使用は禁止されております。また、運動会、競技会、展示会などナカンダ浜を全部、もしくは一部を独占して使用する場合は許可が必要です。

「KBN×まるごと中讃つーしん」コラボ動画

情報を網羅する人気サイト「まるごと・中讃つーしん (まるつー:旧 丸亀つーしん)」 と、坂出・宇多津のケーブルテレビ局「KBN」、そして坂出・宇多津のコミュニティFM局の「エフエム・サン」がコラボをして動画内でさらに詳しくご紹介しています!!

「KBN × まるごと中讃つーしん」コラボ動画↓↓↓

美しい景色と坂出の歴史に触れられる沙弥島、小さな小島に多くの魅力が詰まった場所です。瀬戸内海の優しい波音とともに歴史散策を楽しんでみて下さい。

◇ 沙弥島

所在地:〒762-0066 香川県坂出市沙弥島

お問い合わせ:坂出市産業観光課 0877-44-5103

駐車場:なし

関連リンク:坂出市観光協会

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