富屋町の「妙法寺」で与謝蕪村の襖絵『寒山拾得図』の復元プロジェクトが進行してるみたい

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富屋町商店街にある天台宗の寺院妙法寺は、江戸時代に与謝蕪村(よさぶそん)が滞在して多くの作品を遺したことから、蕪村寺(ぶそんでら)の呼び名で親しまれています。

与謝蕪村とは

与謝蕪村(よさ ぶそん、享保元年(1716年)- 天明3年12月25日(1784年1月17日))は、江戸時代中期の日本の俳人、画家。本姓は谷口、あるいは谷。「蕪村」は号で、名は信章。通称寅。「蕪村」とは中国の詩人陶淵明の詩『帰去来辞』に由来すると考えられている。俳号は蕪村以外では「宰鳥」「夜半亭(二世)」があり、画号は「春星」「謝寅(しゃいん)」など複数ある。

引用:Wikipedia

簡単に言うと、天が俳句と絵の二物を与えた与謝蕪村というスーパー文化人が丸亀に来て「妙法寺」で寝泊まりして絵を描いて過ごしていたわけですね、江戸時代に。
その与謝蕪村が描いた絵が、「妙法寺」に国指定の重要文化財として6点保存されています。こんなローカルのお寺に国の重要文化財が6つもあるのは凄いことなんですが、あまり知られてないのはとても残念です。

妙法寺 国指定の重文

妙法寺公式サイトより

マジックで落書きされた!

「妙法寺」に残されたその凄い作品群のうち、『寒山拾得図』と『蘇鉄図』は、昭和42年頃に油性黒マジックで落書きされるというアクシデントがありました。マジックで顔に落書きされてもなかなか落ちないのに、重要文化財の襖絵(ふすまえ)に書かれた日にはもう、絶望感しかありませんよね。

その絶望的状況に救いの手を差し伸べたのが、しみ抜き技術日本一と言われた名古屋市の武智光春表具師です武智さんの5年にわたる実験研究の結果、墨絵はそのままにマジックインクのみを取り除く薬剤と技術を確立し、昭和58年にマジックの落書きはきれいに除去され、見事によみがえりました。あまりに凄すぎて、当時はテレビで特番が組まれたほどです。

今までに公開されたのはたったの2回

そんな経緯でよみがえった『寒山拾得図』ですが、国の重要文化財になるような大作にも関わらず、蕪村画集や図録への掲載は皆無で、一般公開の記録も2回しかありません(妙法寺調べ)。今までほとんど目に触れる機会がほとんどなかった、まさに幻の名画なのです。

そうだ、複製再現すれば見ていただける!

このように、これまでは国の重要文化財ということもあり収蔵庫に大切に保管されていた『寒山拾得図』ですが、元々は旧本堂の内陣と下陣を仕切る4枚の襖絵として実際に使われていて、人の目にも留まるものでした。
ならば本来あるべき場所に戻して、この大作を皆さんに見ていただこうと考えた「妙法寺」の大岡住職は、今回のクラウドファンディングを思いつきました。この幻の名画をデジタル複製技術により襖絵(襖4枚)として再現し、現在の本堂内に奉安するという計画です。名付けて、「幻の蕪村の名画『寒山拾得図』本堂奉安プロジェクト」。これが実現すれば、今までほとんど目に触れることがなかった幻の蕪村画を、参拝時にいつでも拝観できるようになります

大岡住職によるプロジェクトの解説動画はこちら。↓↓↓

クラウドファンディングの使い道

クラウドファンディングで得た資金の用途は、以下のように解説されています。

今回、クラウドファンディングの目標額は120万円とさせていただいていますが、複製作成のために実際はもっと必要です。
「寒山拾得図」は大型の襖絵で、収蔵庫からの蕪村画搬出費(約20万円)、蕪村画の撮影費(約100万円)、「寒山拾得図」の複製制作費(数百万円)、そして諸雑費がかかります。このうちの「搬出費」と超高解像度での「撮影費」をクラウドファンディングでご支援をいただきたく存じます。集まった120万円は運搬費と撮影費に充当させていただきたく存じます。超高解像度での撮影こそがデジタル複製画制作の要諦に他ならないからです。

引用:CAMPFIRE

目標額は運搬費と撮影費に充てられ、実際に襖絵を作るとなるともっと資金が必要なのだそうです。
これを読んで気になった方は、地元の文化財を守る応援の気持ちで、クラウドファンディングに参加しみてはいかがでしょうか?
ちなみに募集終了は1月10日(金)です残りわずかですのでお気をつけください!
「妙法寺」の『寒山拾得図』のデジタル複製襖制作プロジェクトのクラウドファンディングは、こちらのサイトから。幻の蕪村画『寒山拾得図』本堂奉安プロジェクト

どんなリターンがあるの?

クラウドファンディングですから、リターン(御礼)を期待したいですよね。本プロジェクトはAll-in方式で実施しているので、目標金額に満たない場合もリターンがあるそうですよ。ちなみに今回は既に目標金額に到達していますので、必ずリターンがあります。
どんなリターンなのかは、以下の通りです。

開運招福・大黒天御守、大黒天木札(申込者の身体健康を祈願)、角大師ストラップ、寿老人図(複製)色紙、『般若心経』写経の代書祈願、妙法寺拝観券など、お寺らしいものを中心に準備いたしました。
ご支援くださった方について、『芳名帳』を作ってご芳名を記載し、お一人お一人の身体健康をご本尊大日如来様、大黒天様、元三大師様にご祈念させていただきます。

引用:CAMPFIRE

リターンのもっと細かい内容については、繰り返しになりますが「妙法寺」のクラウドファンディングサイトからご確認ください。
上記サイトによると、「リターン(御礼)については、当クラウドファンディング終了後、2020年2月末までに返礼(送付)をさせていただきます」とのことです。

お問い合わせ

◇妙法寺(蕪村寺)
住所:〒763-0021 香川県丸亀市富屋町9
電話番号:0877-22-7881
営業時間:9:00~16:00
定休日:無休
拝観料:500円(高校生以上)
駐車場:あり
関連リンク:妙法寺公式サイト妙法寺クラウドファンディングサイト

※営業時間・価格等は記事作成当時のものです。

コメント

1件のコメント
妙法寺です。わかりやすくまとめて下さりありがとうございます。さすがです。
2020-01-07 18:42

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この記事を書いた人
ライターY口@まるつー 編集長
高松生まれ丸亀育ちの、純粋培養された香川県民です。そしてこのまま香川で朽ち果てる予定。