香川県に住んでいると、
「宇多津と多度津って、名前似てるだけで全然違う町なのに…!」
とツッコミたくなる瞬間、結構ありますよね。
でも県外の友だちや移住されて間がない方に話すと
「えっ?どっちが水族館のとこ?」
「どっちが西側でしたっけ?」
と、そっちは「多度津(宇多津)やで!」みたいな返しをしたくなる質問をされるのは“あるある”です(笑)
実際、Google検索でも「宇多津 多度津 似てる」と候補に出てくるほどで、町の名前の“似てる問題”は県内外で意外と認知されてるのかもしれません。
今回、この「似てる問題」が、なんとゲームの世界でさらに話題を集めました。
そう、2025年11月13日(木)に発売されたばかりの人気シリーズ最新作「桃太郎電鉄2 ~あなたの町もきっとある~」。
ここから一気に、宇多津と多度津の間違われがちなポイントが注目されることになります。
桃鉄新作のマップで「駅名ちがうやん!」とSNSがざわつく
桃鉄最新作の西日本マップでは、瀬戸大橋の四国側に到着した先の駅が“多度津”と表示されているという指摘がSNSなどで話題に。
そう、現実の路線図では瀬戸大橋に近いのはどう考えても“宇多津”。
「多度津と宇多津、入れ替わってる!?」
という声がSNSで広がり、コアな鉄道ファンから地元民まで、ざわざわ…。
その後、話題はついに公式の場「宇多津町議会」まで届きます。
宇多津町議会でもしっかり話題に
2025年12月5日(金)の宇多津町議会では、この“駅名ちがい問題”が正式に取り上げられました。
町としては、
駅名の誤りを把握している
現状のままでは多くの人に誤った知識を持たせることになる
まちのPRを併せた文書でアプローチしていきたい
という、めっちゃ大人で前向きな方針を表明。
さらに谷川町長は、「ゲーム会社からの提案も聞きながら、コラボ企画を行うなど互いにプラスになるようにしたい」と、むしろチャンスにしていく姿勢を示していました。
“間違われた”ことを地域PRに変えていくスタンスがめっちゃポジティブでいいですね!これからどういう展開になるのか静かに見守っていきたいです。
宇多津と多度津、それぞれの“立ち位置?”はこんな感じ
せっかくなので、よく混同される2つの駅の特徴を改めて整理してみます。
場所:西側にある分岐の要所
路線:予讃線・土讃線
特徴:四国の鉄道が分かれる交通ポイント。路線図のターニングポイント的存在。
場所:瀬戸大橋の玄関口側
路線:予讃線・本四備讃線
特徴:坂出駅と同じく橋を渡ってきた列車が停まる重要駅の一つ。
名前は似てるけど、役割はぜんぜん違うんですよね。
県外の人が混乱するのも仕方ない?
「宇多津」と「多度津」が似ていると言われる理由は、どちらも“津”で終わる名前で、さらに“多”の字までかぶっているという、まさかのダブル共通点があるからです。そりゃパッと見ただけなら間違えちゃうよね、というレベルのそっくり度です(笑)
筆者もたま~に見間違えることあります・・・
さらに県外の方からすると、
「坂出 → 宇多津 → 丸亀 → 多度津」
と並ぶこのエリアの距離感がイメージしづらいのも勘違いを生む大きな理由かもしれないです。名前はそっくり、場所もめちゃ近い。混同されるのは正直しょうがないですよね(汗)
だからこそ、今回の桃鉄をきっかけに話題になったのは、逆に宇多津駅の場所を全国に知ってもらえるチャンスにもなったわけで…ここはもう、いい意味で“転んでもただでは起きない”展開と言えるかもしれません(笑)
実際、今回の議会答弁はニュースサイトにも取り上げられ、「宇多津ってどんな町なの?」という興味につなげるキッカケとしては十分。地元では小さなズレや指摘に見えることでも、世の中に広がれば「え、そうだったの?」と一気に関心が集まることがあります。今回の一件は、そんな“話題が話題を呼ぶ”流れが生まれる可能性を感じるニュースなのかも?
こういう機会をポジティブに活かして、町の魅力に触れてもらうきっかけに繋げていけたらいいですね!
関連リンク:読売新聞 公式サイト、桃太郎電鉄2 ~あなたの町もきっとある~ 公式サイト
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