坂出市西庄町にある「城山不動の滝」今しか見られない氷結の滝は神秘的

坂出市西庄町にある「城山の不動の滝」は、毎年冷え込みが厳しくなるこの時期、流れ落ちる水の姿のまま凍り、珍しい景色が見えると聞いて行ってきました。

地図だとこちら↓↓↓

城山不動の滝

見事な滝の冬化粧！真下から見上げると圧巻です。

滝に向かう途中、わずかな水音が聞こえてきたので「これはダメかなぁ・・・」と、本当は早朝来る予定だったのに、うっかり寝坊してしまった自分自身を体育館裏に呼び出したい気持ちでいっぱいだったのですが・・・ちゃんと凍っています！美しい！
実は現地を訪れるまでは滝が凍る正確な時期がわからず、凍った滝の姿が見られるかどうかはほとんど賭けだったんです。調べたところ冬の厳しい冷え込みが続き、雨の降った次の日という条件はそろっていたので勝算はあったのですが、実際に目の当たりにすると感動と同時に心底ほっとしました。

滝の下部にはわずかに流れ落ちてくる水が！触ったら痛いくらい冷たそうですね。

同じく滝を見に訪れていた男性いわく、毎年1月末頃に見られるけど去年は少し早めに氷が溶けてしまって、今の時期には普段通り水が流れ落ちていたとのこと。
今年の厳しい寒波に初めて感謝したくなりました。

城山不動の滝とは

不動明王がある落差15mの滝で坂出のパワースポットです。
城山の8合目あたりにあり、弘法大師修行の際、岩壁に不動の像を刻んだことからこの名があるといわれています。滝のすぐ横に不動明王が祀られており、昔から修験道の場所として滝行を行っていたと伝わっています。サヌカイトも採れる城山ならではのゴツゴツした岩肌からは、訪れた人を圧倒するほどの太古からのエネルギーを受け取ることができ、幻想的な景色がみられます。
また、冬には郷土史家と歩くまちあるきもあり、極寒の城山を歩き氷結の滝がみれるかもしれません。

引用：坂出市公式サイトより

見どころ

不動明王像

滝のすぐ横に鎮座するお不動様。鮮やかなエメラルドグリーンの双眸が印象的でした。

また、付近には四国八十八か所の天皇寺奥の院や摩尼珠院、5分ほど歩いたところには弘法大師が修行のためこもったとされる小さな岩の洞窟と祠もあります。

天皇寺奥の院　摩尼珠院

大師修行洞

駐車場

城山の綾北展望所の駐車場や山頂駐車場が利用できます。電車の場合、JR八十場駅から歩いて約15分の所に登山口があります。登山口付近には少し広めのスペースがありますが、坂出市に確認したところ、そちらには駐車しないでほしいとのことでした。

登山道

駐車場からの登山口

山頂駐車場と綾北展望所から城山不動の滝へ向かうには山を降るかたちになります。綾北展望所の駐車場からは、舗装された道路を挟んだ向かい側に「不動滝へ」と書かれた木の看板がある山道が見えており、距離的にもそちらのほうが近いので綾北展望所の駐車場からの道をおすすめします。

駅から登山口まで

Googlemapより引用

Googlemapより引用

城山ふもとにある登山口へはJR八十場駅を降りて坂道を登り、白峰宮御旅所を通り過ぎたら右に曲がり、住宅街を国道11号線のほうに向かって歩いていきます。11号線の下をくぐるアンダーパスを通り抜けると二股の道の真ん中に手書きの案内板があります。「不動の滝へ」と書かれている通りを右手の道を進むと、「高松カントリー俱楽部」という青い大きな看板が見えるので、そこから左の道が登山道になります。よくみると写真手前のガードレールの上に木の看板で、「不動の滝登山口 40分」とあります。この先の登山道にもこういう小さな手書きの看板やテープで行き先を示してくれているので、しっかりと確認して進めば迷うことはないでしょう。

注意事項

途中舗装されていない細い山道や滑りやすい斜面を登ったり下ったりすることになるので、必ずスニーカーや登山靴、手袋など、登山用の本格的なものではなくとも安全な格好を用意しましょう。

まだまだ寒い日が続きますが、せっかくだからこの寒さのうちでしか楽しめない景色を見に、山登りに挑戦してみるのもいいかもしれませんよ。

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