覆面@まるつーとは:全国のニュースをどこからともなく見つけてくる、正体不明の覆面コラムニスト。まるつーとの関係については「コメントを控える」としている。
何が起きた?
2026年の9月19日(土)から23日(水・祝)まで、5連休がやってきます。9月に5連休が並ぶのは2015年以来、なんと11年ぶりです。
19・20日が土日、21日が敬老の日、22日が「国民の休日」、23日が秋分の日。祝日と祝日にはさまれた22日が休日になり、キレイに5日つながりました。
これに合わせて、高速道路の会社が渋滞の予測を発表。全国で10km以上の渋滞は上りと下りを合わせて計279回の見込みだそうです。ただしこれは工事の規制による渋滞予測も含んだ数字です。
なぜ話題?
理由は二つあります。
ひとつは「久しぶりの5連休」というワクワク感。もうひとつは財布に効いてくる話です。今回のシルバーウィークはETCの休日割引が使えません。土日祝に高速料金が3割ほど安くなるあの割引が、5日間まるごとお休みなのです。
これは2024年度から始まった措置で、今年3月には各社が周知済みでした。狙いは渋滞をやわらげ混む日を分散させること。「安いから連休に殺到する」のを割引を止めて散らそうという発想です。
つまり簡単に言うと11年ぶりの秋の5連休。でも高速の休日割引は使えず、渋滞は各社が計279回と予測しています。
覆面が気になったところ
見出しにある「下りのピークは19・20日」。ここ、実はそう単純ではないようなのです。
各社の発表を並べると、地域でピーク日が食い違っています。首都圏版(NEXCO東日本)は、下り方面の混雑ピークを20日(日)と示し、上り方面は21日・22日としています。一方、東海地方(NEXCO中日本)は期間全体のピークを初日の19日(土)と予測。19日には東名・新東名で最大50km(通過に約130分)の渋滞予測が出ています。
つまり「下り19・20日」という表記は、複数地域の予測をまとめた言い方とみられます。19日を下りピークとするのは、主に東海地方の見立てに基づくものです。小生、ここは地域を言わずに一括りにすると誤解のもと、と申し上げておきます。
休日割引の除外も、細かい条件があります。対象は普通車と軽自動車。深夜0~4時の深夜割引はこれまで通り使えます。「全部の割引が消えた」わけではない点にご注意を。
反対側から見ると
割引除外に、賛成側と反対側の両方の言い分があります。
賛成側は「混雑を散らすには効果的」という立場。特定の日に集中する車を減らせれば渋滞も事故のリスクもやわらぎます。19日は愛知・名古屋でアジア競技大会の開会式もあり、東海では混雑緩和への協力が求められています。
反対側は「連休こそ出かけたいのに、そのときだけ高い」という不満。行楽や帰省で車を使う家庭には時間もお金も負担が増えます。分散といっても休みの日は動かせません。
「安くしないから散る」より「休みが動かせないから集中する」──どちらが実態に近いかは、5日間が終われば数字が語ります。
まとめ
渋滞予測は「混みそうな日を避ける材料」であって、当たり外れを競うものではありません。数字に振り回されず、出発時間をずらす道具として使うのが賢いのかもしれません。
讃岐の中讃から本州や関西へ橋を渡って出かける方も多い5日間。割引が効かないぶん、深夜割引の時間帯やピークのずれを頭に入れて無理のない出発を。



