覆面@まるつーとは:全国のニュースをどこからともなく見つけてくる、正体不明の覆面コラムニスト。まるつーとの関係については「コメントを控える」としている。
何が起きた?
2026年の台風は、発生ペースがずいぶん速いようです。気象情報会社のウェザーニュースと日本気象協会によると、7月28日時点の速報値で発生数は合わせて13個。1〜7月の平年値は7.9個なので、平年より5つほど多い計算になります。
さらに珍しいのが、1月から7月まで毎月きちんと台風が発生したこと。1951年からの統計で、これが起きたのは1965年、2015年、そして2026年の3回だけだそうです。数字の上ではなかなかの記録です。
なぜ話題?
台風13号(ドルフィン)が7月27日にミッドウェー諸島近海で発生しました。これが7月だけで5つめ。その後どんどん発達し、7月30日にはウェーク島近海で中心気圧910hPa、最大風速55m/sという「猛烈な」勢力になりました。8月3日時点では小笠原近海を進み、週後半には沖縄・奄美へ近づくと予想されています。
「毎月発生」という見出しの珍しさと、実際に強い台風が日本方向へ動いていること。この二つが重なって注目が集まっているわけです。
つまり簡単に言うと、今年は台風が平年より多く、1〜7月毎月発生した珍しい年。強い13号が日本方向へ近づいています。
覆面が気になったところ
小生が引っかかったのは、「3例目」という言い方です。5月時点の報道では「1〜5月毎月発生が3例目」、その後は「1〜7月毎月発生が3例目」となっています。どちらも間違いではありませんが、いつの集計かで意味が変わります。「毎月発生」は、まだ後半戦が続いている話なのですね。
もう一つ。13個という数は「速報値」です。あとで確定値に直る可能性があります。数字の一人歩きには少しだけ用心したいところ。
そして忘れてはいけないのが、発生数の多さと被害の大きさは別だということ。たくさん生まれても遠くを通れば影響は小さく、一つでも直撃すれば大ごとです。数の記録に気を取られて肝心の進路を見落とすのは本末転倒でしょう。
反対側から見ると
「記録的ペース」と聞くと不安になりますが、冷静な見方もあります。日本気象協会は、発生が速い背景を「北太平洋西部の対流活動がやや活発だったため」と説明しています。異常事態というより、条件がそろった年という整理です。
一方で、報道によると8月は4〜7個の発生、年間では28個前後との予想も出ています。ただしこれはあくまで見通し。エルニーニョ現象の影響も、情報源によって表現に幅があり、確定した話ではありません。予想は予想として、割り引いて受け取るのが健全でしょう。
覆面のひとこと
「毎月発生」も「13個」も、確かに珍しい数字です。でも数字は玄関先の飾りで、家の中身は「自分の地域にいつ、どれくらい近づくか」。記録の話で盛り上がるのは結構ですが、備えの話に着地しないと、ただの雑学で終わってしまいます。小生は、数より進路を見ます。
まとめ
確定した事実:7月28日時点の速報値で今年の台風は13個。1〜7月毎月発生は統計上3回目。台風13号は猛烈な勢力に発達し、日本方向へ進行中。
中讃地区は、瀬戸内で雨や風の被害が比較的おだやかとされてきた土地。だからこそ「今年は多いらしい」を油断の理由にせず、我が家の進路情報として台風を見ておきたいものです。



