三菱ケミカル撤退で四国電力坂出発電所の3号機も廃止へ。番の州から「石油火力」が消える日

坂出市 三菱ケミカル

坂出市の番の州工業地帯にある「三菱ケミカル香川事業所」が、2026年2月に製鉄用コークスと炭素材の事業から撤退することを発表しました。1969年の操業開始から約55年。地域の産業を支えてきた歴史ある事業が、2027年度下期に生産を停止する予定とのことです。

なぜ撤退することになったの?

坂出市 三菱ケミカル

三菱ケミカルグループによると、主な理由は以下の通りです。

海外市況の低迷: 中国での過剰生産やインドネシアでの大規模設備稼働による供給過剰。

中長期的な見通し: 今後、成長を実現することが困難であると判断。

撤退に伴う損失は約850億円にものぼる見込みですが、炭素繊維などの製品は引き続き生産を継続するとのこと。また、現在携わっている約600人の従業員の方々には、配置転換や再就職の支援が行われる方針です。

隣の「四国電力 坂出発電所」にも影響が!

実は、この影響は三菱ケミカルだけにとどまりません。お隣にある「四国電力 坂出発電所」の3号機も、同じ2027年度下期に廃止されることが決まりました。

理由は、これまで三菱ケミカルから供給されていた「コークス炉ガス」を燃料として使っていたから。燃料の供給が止まるため、あわせて廃止という流れになったようです。

四国電力は「石油火力」から完全脱却へ

今回の廃止によって、坂出発電所はLNG(液化天然ガス)専用の発電所となりそうです。
また、徳島県の阿南発電所3号機も2026年6月を目途に廃止される予定で、これにより四国電力は石油を燃料とする火力発電から完全に脱却することになるとか。

坂出市 三菱ケミカル

再生可能エネルギーの普及もあり、電力供給への影響はないとのことですが、番の州の景色も少しずつ変わっていきそうですね。

関連リンク:三菱ケミカル四国電力

まるつーへの情報提供は下記のフォームよりお願いいたします。

記事へのコメント
1件のコメント
三菱ケミカル撤退のニュースを聞いて、関連の有る四電にも影響が出ると思っていたので、当然だけど変わる事がちょっと寂しいです。道をまたぐケミカルから四電へのパイプも無くなっちゃうんですね。
2026-05-18 20:26